九州・ドイツ産学交流事業について

当初10年間は長崎とドイツの単独交流
1988年 長崎県下の異業種交流団体がドイツと民間交流を開始
1991年 長崎県が「長崎日独産業交流協会(NDIS=Nagasaki Deutsch Industrial Society)」を設立し、県下の民間交流を支援
1996年〜1997年には長崎県とMEO3市の交流がJETROのLL事業に採択される
 
ドイツNRW州から、交流する産業や技術の拡大を求め、全九州との交流の希望あり
 
九州地域とNRW州の広域的な産業交流が始まる
1998年以降、当局がドイツ交流を支援。全九州とドイツNRW州(MEO地域)との産業交流に拡大し、同年の九州ミッションのドイツ派遣を契機として、九州地域とNRW州という広域的な産業交流を展開中。派遣と受入れを交互に行う交流スタイルを確立。九州側の推進機関は九州経済国際化推進機構。

開催年月日 事業別 交流テーマ 交流プログラム 開催地、訪問地
1998年
11/8-11/15
派遣 環境 セミナー、商談会、企業視察 NRW州、バイエルン州
1999年
11/29
受入れ 環境 セミナー、商談会 福岡市
2000年
11/24
受入れ 環境 産学官交流、商談会、エコタウン視察 北九州市
2001年
5/12-5/20
派遣 環境 国際環境見本市(ENVITEC)、商談会、セミナー、シンポジウム NRW州、ニーダーザクセン州、アムステルダム
2001年
12/3-12/5
受入れ 環境・新エネ ワークショップ、環境&バイオマスセミナー、商談会、産学官意見交換会、施設見学 北九州市長崎県
2002年
6/30-7/7
派遣 環境・新エネ 新エネルギー見本市(WREC)、企業視察、産業交流フォーラムで企業プレゼン、商談会

NRW州、パリ

2003年
2/3-2/4
受入れ 環境・ライフサイエンス セミナー、商談会、エコタウン視察、産官意見交換 大牟田市、熊本市
2003年
9/22-9/28
派遣 環境・ライフサイエンス 世界環境見本市(ENTSORGA)、ライフサイエンスセミナーで企業プレゼン、商談会、企業視察、産学官意見交換会(ベルリン) NRW州、ベルリン州
2004年
9/24
受入れ バイオテクノロジー

九州―ドイツ バイオテクノロジー投資・技術交流セミナー
セミナー、商談会、バイオインキュベーション視察、行政間意見交換

久留米市、長崎市



交流のこれまでの主な成果

対九州投資
(1) 矢敷環境保全(株)(長崎市)が廃蛍光灯・水銀電池のリサイクル技術を独から導入、トリニケンス社との合弁会社であるヤシキトリニケンス(株)(大村市)を設立
(2)

共栄環境開発(株)(大牟田市)が48%の株式を取得した日本レートマンリサイクリング(株)が平成14年度に大牟田エコサンクセンター内に研究施設を設置。平成16年度にはエコタウン敷地内に実証プラントを建設予定

対独投資
(1) 発砲スチロールのリサイクル企業のスタイロジャパン(鹿児島市)が、独・デュッセルドルフ市に現地事務所を開設
業務提携
(1) ヤシキ・トリニケンス(株)が家電・OA機器のリサイクル事業においてドイツと技術提携を締結
(2)

(有)カマタテクナス(福岡市)が、自社製品(エアーフィルター)のドイツ企業との販売提携を締結

(3) 松島機械研究所(北九州市)が、独スタイガー・モヒロ社の水質分析計の日本国内での独占販売権を取得
(4) (株)矢敷環境保全(長崎市)がドイツAGR社より廃車リサイクルプラントシステム技術を導入
(5) (株)テヅカ(久山町)が上記プラントへドイツSeparation Systems Engineering(SSE)社より非鉄金属選別技術を導入
(6) 西日本環境エネルギー(株)(福岡市)がフラウンホーファー研究所とSEMASS方式廃棄物発電プラントについての評価にかかる契約を締結
国内企業交流
(1) 「九州・ドイツ環境リサイクル国際セミナー」で事例発表した(株)荒木セメント工(久留米市)へ国内企業から技術提携の申し込み
R&D交流
(1) ダイオキシン測定手法に係る国際共同研究について、福岡大学資源循環・環境制御システム研究所は、独・ダルムシュタット工科大学と合意
(2)

環境負荷アセスメント調査について、九州大学はエコセンターハム(NRW州のエネルギー研究機関)と基本合意  

(3) 石炭灰の有効活用研究について、九州大学はエコセンターハム(NRW州のエネルギー研究機関)との協力を合意
(4) 志摩環境開発社は、フラウンホーファー研究所との提携に基本合意
(5) ごみ焼却灰の再利用技術の共同研究について、九州大学はエッセン大学と情報交換や技術移転を進めることに合意
(6) 燃料電池とエコ建築のジョイント開発について、九州大学はZBT研究所と情報提供や技術交流を行うことに合意
(7) 石炭灰処理とエコロジー建築に関する研究について、九州大学はエッセン・デュイスブルグ大学と研究協力締結に向けて協議を開始
政府・自治体間の協定・合意
(1) 大牟田市とドイツ・NRW州エッセン市は、環境分野における都市間の協力促進に関する合意書を締結
(2)

EUは、九州・ドイツ事業のドイツ側の受け皿機関であるMEO−NETに対し、地域間交流のモデル事業と認め平成13年度から平成16年秋まで事業経費を補助 (EUとNRW州がそれぞれ1/2補助)

(3) ハラルド・シャルタウNRW州経済労働大臣は、経済局とNRW政府との緊密な協力を重視しており、この協力関係に対する本省から局への支援を希望(平成15年2月4日付外務省公電)
(4) 九州経済産業局とNRW州政府はバイオテクノロジーについて日独双方で産業の集積・交流可能性の検討に向けて協力を進めることで合意